冷え症とは
冷え症とは、体のある場所が特に冷たく感じることを言います。女性のうち、54.5%に冷え症があるという報告もあり、冷え症に悩む人は圧倒的に女性が多く、冷え症は本人にとっては不快で辛い症状ですが、経験した人でないとその辛さは分かりません。冷え症で冷えを訴える場所で最も多いのは腰で、次に足、太腿を主とする下肢、手の順になります。しかも、冷える場所が2ヵ所以上にのぼる人がほとんどで、1ヵ所だけの人はわずかしかいません。
また冷え症の人達は、冷えのほかに動悸、肩こり、のぼせ、頭痛、不眠などの自律神経失調症状を訴える人が多いのが目につきます。冷えを訴える場所の皮膚温をはかる調査も行われていますが、それによると多くの場合、冷えを訴える部分の方が他の部分より低いことが突き止められています。これは末梢の血管が狭くなり血液の循環の不充分になってしまったからですが、その原因は自律神経失調によるものと考えられています。
冷え症は寒い季節に起こる場合が多いですが、中には一年中冷えるという人もいます。また冷房の普及も関係あるのでしょうが、夏に冷え症を訴える人が増えているといわれています。冷えを訴える割合を季節別に見ると、冬が35%、冬と秋が32%、冬と春が4%、冬秋春が6%、一年中が23%となります。また年齢的には、19歳以下の思春期と40代半ば以降の更年期に多いのが目立ちます。思春期や更年期は、ホルモンバランスの乱れから自律神経失調症が起こりやすく、冷え症もそれによって起こるものだと考えられます。